SES企業は悪く言われがちです。
「SES企業はやめとけ」という内容の記事も多く存在します。
SES企業は良くないのでしょうか?
SES企業で3年間勤務していた僕が「SES企業のメリット・デメリット」を紹介します。
3年間勤務して感じたSES企業のメリット3つ
まずはメリットから紹介します。
①色々な現場を経験できる
SES社員は色々な現場で働くことになります。
なので様々な「言語、ツール、プロジェクト、開発方法」を経験できたり、多くの社外エンジニアと出会うことができます。
経験の浅いエンジニアにとっては、自分が進みたい方向を決める良い機会になります。
例えば僕は複数の現場を経験したことにより、「自分はサーバー側のほうが向いてるな」と気づくことができました。
②未経験から着実にスキルアップできる
未経験から着実にスキルアップできます。
未経験者が戦力になってくれないとSES企業は儲からないので、未経験からスキルアップできる研修やサポート体制が準備されています。
僕は未経験からSES企業へ転職したので、こちらのメリットを強く体感しています。
最初の3か月間は外部研修を受講させてもらい、その後は先輩と現場に入って業務のフォローをしてもらいました。
おかげで着実にスキルアップし、現在はフリーランスエンジニアとして活動できています。
③社内業務が少ない
社内業務は少ないです。
転職する前から耳にしていましたが、本当に少ないです。
実際の社内業務は以下でした。
- 週報の提出(週に1回。ほぼテンプレート化されており、所要時間は5分程度)
- 勤務表の提出(月に1回。所要時間は1時間程度)
- 現場の状況報告(月に1回。所要時間は10分程度)
月に2時間以内です。
社内業務が少ないおかげで、参画している案件に集中したり、プライベートの時間をゆったり確保できていました。
3年間勤務して感じたSES企業のデメリット3つ
続いてデメリットを紹介します。
①意外と年功序列
「IT企業は実力主義」のイメージを持っている方もいると思います。
僕はそう思っていました。
しかし僕の勤めていたSES企業はがっつり年功序列で、在籍年数の長い人ばかりが役職に就いていました。
有難いことにホワイトな職場だったので辞める人も少なく、役職ポストもぜんぜん空かない状態です。
「バリバリ働いて若いうちに出世をしたい!」という人にSES企業は向かないです。
②やりがいは無い
「やりがい」はありません。
「こんなシステムを作りたい!」などの想いは関係なく、スキルがマッチした案件に参画するだけだからです。
やりがいを求める人にSES企業は向かないです。
③給料が低い
給料が低いです。
実際の給料を見るのが分かりやすいと思うので、興味のある方は以下の記事をご覧ください。
入社から退職までの給料を公開しています。
【公開】未経験からSESで3年間勤務したら給料はどうなる?
SES企業が向いている人
未経験でも着実にスキルアップでき、色々な現場を経験できるためです。
「スキルが身に付かない」と言われたりもしていますが、実際に僕はSES企業で経験を積んでフリーランスになることができています。
色々な案件に参画させてもらうことで、自分が進みたい方向を見つけることもできました。
SES企業は未経験者におすすめです。
さいごに
IT企業への転職を考えているとき
「SES企業のメリット・デメリット」
「SES、SIer、自社開発のどれが良いか」
などを僕も調べまくっていました。
そして「実際に勤務経験のある人の意見を聞きたいなぁ」と思っていました。
本記事が「実際に勤務経験のある人の意見を聞きたいなぁ、と思っている人」の参考になれば嬉しいです。
それでは!