SES企業はボランティア団体ではないです。
人材を確保して利益を出すために、採用面接時にウソをつくこともあります。
SES企業へ転職経験のある僕が「SES企業の採用面接時のウソとホント」を紹介します。
すべて実体験です。
SES企業の採用面接時のウソ
まずはウソからです。
3つ紹介します。
ウソ①:最初から開発案件に参画できる
研修後はテスト案件ではなく、最初から開発案件にアサインしますよ。
しかし実際は「現場経験が無いと紹介できる開発案件が無い」という理由で、最初の5ヵ月はテスト案件へ参画することになりました。
まさしく「最初から開発案件に参画できるところ」を企業選びのポイントにしていたので、非常に残念でした。
ウソ②:未経験者は経験3年以上の先輩2人でサポートする
未経験者を経験3年以上の先輩2人でサポートするようにしています。
先輩2人の理由は「先輩1人の場合、その人と相性が合わなかったら苦労してしまうため」でした。
しかし実際は先輩1人だけでした。
その先輩いわく「会社は経験者2人でサポートしたいと思っているけど、ウチに未経験者をサポートできるレベルの経験者ってそんなに居ないからねぇ」とのこと。
ウソ③:1人で現場に参画させない
困ったときに相談できる人がいなくて孤立してしまうから、1人で案件に参画させることはしませんよ。
残念ながらこちらもウソでした。
経験を2年ほど積んだ頃、新しい案件に参画することになりました。
一緒に参画する人を営業に尋ねると
「あぁ、今はいないよ。今後増員していきたいね。何かあったら連絡してね」と言われました。
半年ほど参画していましたが、最後まで1人でした。
SES企業の採用面接時のホント
ウソだけでなく、ホントのこともあるので2つ紹介します。
ホント①:未経験者向けの研修がある
入社後は3ヵ月間の外部研修があります。
面接時に聞いた通り、3ヵ月間の外部研修がありました。
給料をもらいつつ研修を受けさせてもらえる、非常に贅沢な期間でした。
ちなみにその研修を個人で受講した場合の費用は40万円程度。
「SES 研修なし」などで検索すると不安な情報が出てきますが、まともな研修を受けさせてくれる企業もあるのでご安心ください。
ホント②:案件はエンジニアの意向を優先する
案件の変更希望などは、なるべくエンジニアの意向を優先しています。
こちらもホントでした。
プロジェクトが落ち着いている頃に、「別の現場を経験してみたい」という個人的な理由で案件変更を希望したことが2度あります。
どちらも無理に引き留められることはなく、希望したタイミングで別案件に移ることができました。
さいごに
「SES企業は採用面接時にウソをつくから、やめとけ」と伝えたいわけでは無いです。
面接時の話と違うことがあり、残念な気持ちになることもありましたが、僕はSES企業に転職して良かったと思っています。
未経験だった僕を採用し、フリーランスになれるレベルまで成長させてくれたからです。
本記事を読んで「こんな企業もあるんだな。うちの企業はまだマシかな」ぐらいに思ってもらえると嬉しいです。
それでは!