「暇だなぁ」と感じることが多い現場にいるとき、これまでは以下のようなことを考えていました。
・この現場を続けても成長できないのでは
・今は楽だけど、スキルが身に付かなくて将来困りそう
・ていうか、他の現場に移ろうかな
しかし最近になって「暇な現場も悪くないかも」と思い始めました。
その理由を書いていこうと思います。
理由①:チームメンバーの仕事の進め方、考えを学べる
あくまで自分のタスクを期限内に全部終わらせて、空いた時間がある前提です。
チャットやチケットのやり取りを見れば、チームメンバーの作業を見ることができます。
ここから学べることは非常に多いです。
インプット資料に対して、どのような疑問を持つのか
インプット資料に対して、どのような成果物を作るのか
ある質問に対して、どのように回答するのか
※回答を見る前に「自分ならこうやって回答するかなぁ」と考えてから他人の回答を見ると、自分には無かった視点により気付けます
難しい要求(知見が無く分からない質問、期限が厳しい、など)に対して、どのように状況や課題を整理し、仕事を進めていくのか
など。
感心させられると同時に、「自分はまだまだ」だと痛感させられる貴重な時間です。
チームメンバー全員分の作業を追うのは時間的に無理なので、「この人、めちゃくちゃ仕事できるなぁ」と思う1人だけを、私は見るようにしています。
「この人、頭良すぎて、もはや意味分からん!」という人が、大体どこの現場にも1人いる印象。
理由②:定時に退勤できる
新卒で勤めていた企業では、朝8時から21時まで働いていました。
なので平日にプライベートの時間を楽しむことは無かったです。
しかし当時は
バリバリ仕事している俺、カッコイイ。イケてる。
とか
定時退社の大学の友人に対して
え、そんなゆるい職場で働いてて将来大丈夫??
とか思っていました。
プライベートを犠牲にし、長時間働くことを「美」としていました。
はい、僕が間違っていました。
少なくとも子どもができてからは、プライベートの時間は必須になりました。
子どものご飯を作る
ご飯をあげる(簡単そうに思えて、これが大変。ぜんぜん食事が進まず30分以上かかることも、、、)
お風呂に入れる
なぜかハイテンションで寝てくれない子どもに付き合う
など。
多くの育児の時間が必要です。
暇な現場だと、残業が少ないので本当に助かります。
理由③:余裕が持てる
暇なので余裕が持てます。
冒頭で「今は楽だけど、スキルが身に付かなくて将来困りそう」と書きましたが
「余裕があれば、積極的に新しいことに挑戦できてスキルを身に着ける」ことができます。
「誰かこのタスクやってくれない?」となったときに、余裕があるときは立候補できます。
一方、余裕がないときはどうしても「誰かやってくれないかなぁ」と消極的になりがち。。。
最近は「暇 → 余裕がある → 新しいことを始めるチャンス」と考えています。
以前、「最近の若者は不満ではなく不安で離職する」というニュースを見ました。
仕事がゆるすぎて、将来が不安になり辞めるそうです。
暇な現場にいると案件を変えたくなる気持ちと似ていますね。
しかし暇な現場でもスキルアップは可能なので、暇な現場もたまには良いのでは??という話でした!